建設業事務員の仕事内容とは?総務・経理未経験でも大丈夫?

ハローワークの求人を見ると、意外と多いのが建設業の事務員の募集です。
そして建設会社というのは総務部や経理部など別れていない企業が多く、事務員が総務や経理業務全てを任される場合が多いんです。

となると、総務や経理が未経験の方はせっかく入社しても仕事内容が分からず混乱してしまいますよね。

そこで、このページでは実際にどのような業務を任されるのか。
総務・経理未経験者でも十分に対応できるレベルなのかという部分について詳しくご紹介します。

小規模な建設会社の場合

従業員数が10~20名程度の建設会社の場合、事務員として常駐するのは1~2名が一般的かと思います。
積算や現場に纏わる書類は現場監督や役員が作成するパターンが多いですね。

そして事務員は、総務(様々な手続き)や経理(給与計算・帳簿管理、税理士とのやりとり)がメインになるかと思います。
現場用の安全書類や上司が単価を手書きした見積書の作成、電話対応や備品管理など細かい仕事も与えられると思います。

上記で紹介した部分で専門知識が必要なのは、積算業務だけです。
現場を知らない人に積算業務をこなすのは困難ですからね。

中規模~大規模な建設会社の場合

従業員数が100名以上の建設会社の場合、事務員として常駐するのは10名以上となるのが一般的かと思います。
小規模な建設会社に比べ、積算などの現場に纏わる書類はほぼ現場関係の方が作られると思います。

大規模であるほど、事務員は事務以外の業務は少なく、受付専門や経理専門など専門的な業務になるかと思います。

元請業者と下請業者との違い

建設業の場合、元請業者と下請業者との事務員の作業の内容が大きく変わってきます。

ですが、求人情報だけでは「元請・下請」の判断はできません。
こればっかりは会社の規模で判断するしかありません。

会社の規模が大きいほど「元請」工事が多い会社となります。
逆に規模が小さいほど「下請」工事が多い会社となります。
あくまで一般的な判断基準ですけど、求人情報だけでは規模で判断するしかないと思います。

事務員の業務内容としては、
元請業者の場合、発注者である官公庁と直接やり取りするため、ハイレベルな業務が多いかと思います。
下請業者の場合、発注者が元請会社(民間)となるため、書類的な面でもある程度融通が効くと思います。

給料の差やボーナスの有無、休日日数を考えると規模の大きい元請業者の方がオススメですね。
気持ち的に楽なのは規模の小さい下請業者と言えば分かりやすいかもしれません。
ただ規模の小さい会社ほど、簡単であっても細々とした業務が増え、意外に忙しい会社もあります(^_^;)