【2024年版】1級土木施工管理技士|第二次検定の勉強方法@独学で一発合格!
1級土木施工管理技士|第二次検定の勉強方法【令和6年度】
私が1級土木施工管理技士試験を一発合格した際の勉強方法をご紹介します。
私と同じ勉強方法で勉強を進めると、第二次検定に合格する確率がグッと上がると思いますので是非参考にしてみてください。
私が受験したのは平成22年度。過去10年で最も第二次検定の合格率が低かった年です。
第一次検定の合格率は53.0%と例年並みでしたが、第二次検定の合格率は予想外の18.5%!
そんな厳しい状況の中で、どのような勉強方法で一発合格したのかを詳しく解説します。
主な内容をご紹介します。
- 第一次検定の勉強方法
- 第二次検定の勉強方法
- 施工経験記述(論文)対策
- 合格できる論文の作り方
- 確実に合格するために実行したこと
まずは最近の試験問題の出題傾向を御覧下さい。
1級土木 最新の試験出題傾向
第一次検定は、「土木一般・専門土木・法規・共通工学・施工管理法」の5項目が出題されます。
四肢択一式で、出題数は合計96問となります。
第一次検定は、必須問題と選択問題の2つに別れています。
必須問題は、35問あり全問解答が必要となります。
選択問題は、61問あり61問中30問の解答が必要となります。
合計65問を解答し、合格ラインである60%を超えるには
「65問中39問以上」の正解が必要となります。
第二次検定は全て記述式となり、第一次検定と比べ、工法や専門用語に関する知識がより必要となります。
平成30年度の出題数は、平成29年度と同様に必須問題は1問、選択問題は「10問中6問を選択して解答する」という形式でした。
出題科目に関しては、例年通り自分が担当した土木工事における現場施工管理の経験を記述する「経験記述」、選択問題では、「土工」「コンクリート」「品質管理」「安全管理」「施工計画」「建設副産物」が出題されました。
※平成27~平成30年 1級土木施工管理技士の合格率
学 科 | 実 地 | |||||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
平成27年 | 35,810 | 19,551 | 54.6% | 27,547 | 10,266 | 37.3% |
平成28年 | 35,340 | 19,454 | 55.0% | 27,846 | 10,219 | 36.7% |
平成29年 | 34,629 | 22,930 | 66.2% | 31,414 | 9,424 | 30.0% |
平成30年 | 28,512 | 16,117 | 56.5% | 27,581 | 9.521 | 34.5% |
それでは早速、私の勉強方法をご紹介しますね。
1級土木 第一次検定の勉強方法
学科は基本過去問題を繰り返しやる事で合格可能かと思います。
私は過去5年分を何度も繰り返し勉強しました。
勉強時間としては1日数時間でしたが、毎回7~80%の正解率を目標に勉強しました。
私がおすすめするテキストはもちろん誠文堂新光社の
図解でよくわかる1級土木施工管理技術検定第1次検定 2024年←最新版です
定番の過去問題集ですが、図解入りで非常に解りやすいです。
最近は過去問学習ソフトが流行ってるようで、パソコンで過去7年分を学習できるようです。
同僚が買ったんですが、ランダム出題や苦手問題出題ができたり成績記憶機能などもあります。
ノートパソコンさえあれば移動中でも学習できるので人に寄っては便利ですよね。
7年分で2千円程度なので、本を買うよりは安いです。
ソフトの公式ページはこちら⇒1級土木施工管理技士 学科学習ソフト(※2021年廃版となりました)
ちなみにこのソフトは2015年度版ですので、最新の問題を解きたいという方には向かないと思います。
ですが、何年経っても学科の問題内容は大きく変わらないので、数をこなしたい方や移動中にPCで勉強したいという方には向いていると思います。
何より問題集を7冊買うより断然安いというのが、このソフトの良い所ですね。
いつか最新版アップデートがあるんじゃないかと思っているのでリンクは貼ったままにしておきます。
というわけで、学科試験は過去問を繰り返して7~80%マスターするようにしましょう!
1級土木 第二次検定の勉強方法
1級土木施工管理技士検定のキモともいえる第二次検定。
経験記述は、配点も大きくみなさんが苦悩する部分ですね。
最近の合格率を見ると、以前と比べかなり高くなっています。
文頭にもある通り、私が受験した時は18.5%でしたからね(汗)
最近の合格率は30%台なので、単純計算で100人受けて30人しか合格できない程の難易度です。
それでは私の第二次検定の勉強方法をご紹介します。
施工経験記述(論文)対策
みなさんご存知の通り、第二次検定の施工経験記述は解答必須項目です。
あなたが経験した土木工事の概要と、その工事で発生した技術的課題に対してどのような対応処置を行ったのか書くわけですが、管理項目は毎年違ったものを指定されるのでどの管理項目について出題されるかは全く予想がつきません。
さらに配点は把握できますが、模範回答も無ければ採点基準もありません。
つまり、学科と逆で過去問題は軽視しましょうって事です。
2年連続同じ管理項目が出題される可能性は低いですし、数年分の出題傾向を研究した所で結局ギャンブルに過ぎません。
出題される可能性のある管理項目全てにおいて満遍なく勉強される事をオススメします。
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論文の作り方
私の場合は、全ての管理項目に当てはめた文章を作り丸暗記しました。
- 出来形管理
- 工程管理
- 品質管理
- 安全管理
- 環境保全管理(環境対策)
- 建設副産物対策
もちろん文章の流れは、
「技術的課題⇒検討内容⇒対応処置・評価」
深く考えずに1つの課題から検討内容と対策を考えれば良いだけです。
学科テキストからも沢山ヒントが得られるのですが、やはりそれではネタ不足。
そこで私は下記テキストを購入しました。
図解でよくわかる1級土木施工管理技術検定第2次検定 2024年版←最新版です。
このテキストにはジャンル別に計70の例文が掲載されています。
ネタの宝庫です(笑)
ですが中小規模の建設会社では縁のないトンネル工事など、自分が経験したこともない例文もあったのでそこは敢えて避けて、自分の経験に近いものだけを抜粋しました。
抜粋した文章をつなぎ合わせ、流れに沿った文章を作っていきます。
ここで作文が苦手な方にワンポイントアドバイス!
文章を作るときはなるべく自分の言葉に置き換えること!
1文字でも多く暗記出来るよう自分の言葉に置き換えながら文章を作る事をオススメします。
確実に合格するために実行したこと
第一次検定は過去問を繰り返すことで大抵の方は合格できると思います。
問題はやはり第二次検定の経験記述(論文)です。
一言で「丸暗記しました」と言いましたが、私は第二次検定だけで約100時間勉強しました。
毎日3時間を1ヶ月続けました。
ですがこれだけ勉強しても100%暗記するのは私には無理でした。
さらに完全に独学なので、せっかく暗記しても自分のオリジナル文章では合格できる補償もありません。
良かれと思っていた論文が全く的外れという場合もありますからね。
そこで、
- 何回受けても実地だけ合格できない
- 少しでも早く合格したい
- 文章が苦手
- 上司に早く取得するよう言われている
- 転職するため一発で合格したい
このように思っているあなたへ
私は迷わずユーキャンの1級土木施工管理技士講座をおすすめします。
私は独学で勉強しながらユーキャンの通信講座(実地のみ)を受講して一発合格しました。
受講理由は、論文に自信が無かった事と最新の出題傾向を知るためです。
講座の料金表を見ると一見高額に見えますが、私のように実地専用コースだけ受講する場合は通常の半額で受ける事が出来ます。
分割にも対応しているのがありがたいですね。(4,980円×6回 総計:29,880円)
はっきり申しまして、この講座を受けるデメリットは金額的な事だけです。
この金額を高いと思うか安いと思うかで、どれだけ合格へ近づけるかが決まると思います。
また、勤め先に申し出れば会社経費として負担してくれる企業も多いと思いますので、今一度確認してみましょう。
受講して分かった実際のメリット5つ
- 初めての受験でも合格できる確率が確実に上がる
- 作文が苦手でも丁寧な添削指導で分かりやすい
- 独学が不要
- 最新の試験情報や法改正を知ることができる
当然ですが、最初からユーキャン受講予定の方は独学は必要ありません。
最初から講座通りに勉強を進めた方が、合格への近道です。
ちなみに私の場合は、経験記述の文章を添削してもらった事が合格できた最大の要因だと思います。。
お陰さまで一発で合格し、勤め先の監理技術者として登録され、毎月の給料(資格手当)も増えました。
請負金額に関わらず現場監理が可能になりましたし、今後の転職の事を考えれば自分にとってはプラスばかりです。
資料請求は無料ですので、まずは資料だけご覧になってみて下さい。
資料を見ればなぜ合格できるのか分かりますよ。
無料の案内資料はこちら
⇒ユーキャンの1級土木施工管理技士講座
令和6年度1級土木施工管理技術検定試験概要
1.申込受付期間
インターネット申込
令和6年3月22日(金)~4月5日(金)
書面申込
令和6年3月22日(金)~4月5日(金)
※インターネット申込をする場合は、申込用紙を購入する必要はありません。
申込みは簡易書留郵便による個人別申込に限る。
締切日の消印のあるものまで有効。
2.申込用紙の販売
令和6年2月23日(金)より販売開始。
申込用紙は、「第一次・第二次検定」、「第二次検定のみ」の2種類があり1部1,000円です。
3.試験日及び合格発表日
1級第一次検定
試験日:令和6年7月7日(日)/合格発表日:令和6年8月15日(木)1級第二次検定
試験日:令和6年10月6日(日)/合格発表日:令和7年1月10日(金)
5.試験地
1級第一次検定
札幌、釧路、青森、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、岡山、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇の14地区
1級第二次検定
札幌、釧路、青森、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、岡山、広島、高松、福岡、那覇の13地区
6.受験手数料
第一次検定 10,500円(非課税) / 第二次検定 10,500円(非課税)